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今回の依頼主K邸は木造枠組壁式工法の2階建てで、分譲住宅として販売されたもの。相談の内容(不具合と発生時期)は、
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こうした不具合の一般的な原因として考えられる可能性としては、
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| K邸の立地は西側に擁壁があり、隣地とは3m以上のレベル差がり、一見して、人工的に構成された地盤であることがわかります。 K邸はベタ基礎を採用していますが、基礎がどんな形式であっても、盛り土地盤を十分に締め固めていなければ、沈下を起こす可能性があり、地盤によっては不同沈下で、建物が傾くことになります。よって、不具合は、建物全体が動いてしまったことに原因があると考えられます。 建物全体の傾きを検証するために、レベル測定器を使って、基礎天端の高さ 建物周囲4点で測定します。すると、やはり東に比べて西側(擁壁側)が、約20mm下がっていました。 測定器を室内に持ち込み、1階リビング床レベルも測ってみたところ 、ここでも西側のほうが20mmほど下がっていました。よって、不具合は、仕上げ材の施工精度による差ではなく、建物全体が傾いている可能性が高いと思われます。 K邸が建つ敷地の地盤を調査します。南東側では、ロットを地面に突き立て荷重をかけると、深さ1m以内で硬い地層に達しました。ところが南西側では、深さ2m以上にわたり、荷重をかけただけで、するすると自沈していく層が出てきました。明らかに東側とは地盤の性質が異なっているという印象を受けます。 |
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| 上の結果から、東側では 地表近くに非常に硬い地盤があるのに比べて、西側の地盤は柔らかいと言えます。 内装に生じた不具合は、部位によっては 施工不良や初期不具合が原因であることも考えられます。ただ、敷地の東西で地盤の硬さにこれだけの差があると、不同沈下を起こしている可能性が高いのです。レベルの違いもそれを裏付けています。建物全体の動きが、クロスのひびやしわ、床のきしみや傾きの原因になったと思われます。 「地盤の支持力にバラツキがあることが問題だ。」と調査員は指摘しています。 たとえ軟弱な地盤でも 敷地全体が同程度の軟らかさになっていれば、まっすぐ下に沈み不同沈下は起きません。ある程度、圧密沈下した後に止まれば、さほど大きな不具合は生じにくいのです。 ところがK邸のように、敷地内で地盤の固さに差があると、比較的よい地盤でもトラブルを招きやすいのです。軟らかいほうは沈みますが、硬いほうは沈まないので、不同沈下が起き、建物に傾きが生じてしまう。よって、数値自体よりも2点間の差が重要なのです。 西側の地盤が東側に比べて軟らかかった原因として、擁壁をつくった後に埋め戻した盛り土地盤であることが考えられます。盛り土地盤は厚さ0.5mで 2階建ての木造住宅に匹敵する重さがあり、さらにその上に建物の重量が載る。 締め固めが十分でないと沈下する恐れがあるのです。 |
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| ●注意を要する宅地● | ||||||||
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